wafuupizzaのブログ

某地方の農業系大学に入学した、東京のシティボーイが書いてます。

税金のつまらない話

 「税金は払わないといけなものだ。」
 


 税務署のお偉いさんが言っていた。彼が話を始めてから、僕は居眠りをしていた。でも、彼が居眠りに対して怒りはじめた声が聞こえたので、起きなきゃいけなくなった。
 消費税が上がった。10%になった。その言い訳を言っていた。景気の良さに左右されることが少なくて、安定した税収を得ることができるから。あと、公平だから。みたいなことを言っていた。
 そんで、会社がとっても儲かっているのに法人税をあげないのは、日本から出て行かないようにするため。税率をあげちゃうと、もっと税率が低い国へ会社は逃げちゃうらしい。だから、貧乏人からとるのかーー。
 
 税金は、公平にとるものらしい。
 
 ある町で、住民全員が使う道路を作ることになった。その費用は、1千万。五人の住人からどうやって公平にとるか。個人的の状況は鑑みずに収入だけで考える。全員が同じ年収だったら全員から同じだけ徴収すればいい。
 それぞれの年収に格差が大きくあったら、どう公平に徴収するか。それぞれの年収から、同じ%づつとることが公平になると最初は考えた。例えば、全員から、10%づつとして、年収が1000万円の人からは100万円、100万円の人からは10万円徴収する方法。
 でも、ちょっと考えてみるとおかしいような気がしてくる。実際に生活する上では、同じ10%だとしても、100万円の人からすれば負担は大きくなってしまう。つまり、この町で生活するために最低必要な金額が、100万円だとする。そうすると、同じ10%だとしても、100万円の人が10万円取られてしまうと餓死してしまう。その点、1000万円の人は、半分取られても生活は余裕を持って送ることができる。となると、やっぱ、所得税みたいな累進課税がいい気がしてくる。
 公平に徴収するっていうのがどういうものかわからないけど、税金って助け合いみたいなものだと思うから、貧困になってまで払うもんじゃないよな。