wafuupizzaのブログ

某地方の農業系大学に入学した、東京のシティボーイが書いてます。

高野山は、宗教都市だった。

 今日はいよいよ本命の高野山である。 

 

 新大阪の駅を7時半に出て、難波駅から南海電鉄橋本駅へ向かう。本来であれば極楽橋駅へ行くのだが、極楽橋駅から出るケーブルーカーは工事中なので、橋本駅から代替輸送のバスに乗って、山の中に入っていく。橋本駅から一時間10分ほど。バスの車内には、僕の他に3人の乗客がいるだけだった。皆一人だ。

 山に入りしばらくすると、突然開けたところへ出た。高野山だ。難波を出て、はや2時間半ほど経っている。

 バスの停留所から、十分ほど歩くと大門に着く。

 

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 大門をくぐるとそこからは、長い一本道が伸びていて、一見、普通の町が眼下に広がっていた。観光客のためだけではないであろう乗合バスが走っている。僕は、バスには乗らず、そのまま歩く。町を歩くと、町のいたるところに仏教の宗教施設があることに気づく。さすが、宗教都市。コンビニは僕が歩いている間には2店舗あった。病院や、学校もある。小学校から大学まである。

 

司馬遼太郎が「大門の向こうは天である。」と、言っていたことに合点がいくような見たことがない不思議な景色である。山の上とは思えない、平地であり、景色の三分の一は、青空であった。

 

金剛峯寺

中央の長い道を目についたお寺などに寄り道をしながら一時間ほど歩くと、金剛峯寺が左手に見える。500円の拝観料を払い、建物に入る。かなり大きなお寺で、いくつあるのかわからないくらい数の多い和室や、その襖に描かれた絵を鑑賞することができる。また、かつては使われていた、かまどが並んだ台所も見た。見るべきものはたくさんあり、全部見切れないほどだ。その中でも盤龍庭という石庭は、壮観である。大きさも日本最大級らしい。

f:id:wafuupizza:20190221172809j:image建物の周りを囲むように白い石が敷き詰められている。龍を表す雌と雄の石が置かれているそうだが、僕には、結局、どの石が龍なのかわからなかった。

 時期が時期なのか、他の観光客はちらほらいる程度でゆっくり見ることができた。

 そのあと、金剛峯寺を後にし高野山の街を奥の院を目指しつつ散策した。コンビニによって水を買った。そこで、制服に身を包んだ学生が弁当を買っているのを見かけた。 高校に通っている人がいるんだな、と、思う。

 途中定食屋で天ぷら定食を食べた。高野山では胡麻豆腐が有名らしく定食にも付いていた。  

 

 店を出て歩くと、すぐ奥の院の入り口についた。

 

 墓所が両脇に並んだ森の一本道を歩く。墓所には、伊達政宗武田信玄など、多くの有名な武将の供養塔が建てられていた。

 

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 しばらく歩き、橋を渡り階段を上ると、 奥の院の建物があった。

旅行の後で教えてもらったが、密教で一番偉いのは、大日如来だそうだ。それだったのかもしれないが、ものすごく立派な仏像と絢爛豪華な飾りがそこにはあった。いやでも奥の院は、まだ空海が瞑想をしていることになっているらしいので、大日如来ではなく、空海なのか?全然勉強して行かなかったのでよくわからない...........立派なことだけは、よくわかった。

しかし、タイミングが悪かったのか、お坊さんが掃除機をかけているところだった。

 

 一通り見学した後は、来た道をまっすぐに帰った。

 ホテルのある、新大阪駅に着く頃には、空は暗くなっていた。ホテルの近所にあった、ココイチでカレーを食べた。節約のつもりが、大盛りにしたり、トッピングに豚カツ、納豆やチーズをトッピングしたら千円を軽く超えてしまった。全然節約にならなかった。でも、美味しかったから満足だ。